私たちは、一つひとつのご出産を大切に、お一人おひとりに心から寄り添い、皆さまが安心してご出産に臨めるようお手伝いさせていただきます。また、ご出産後は、皆さまそれぞれのペースで自信を持って、赤ちゃんのお世話ができるようお手伝いいたします。

出 産

経腟分娩(自然分娩)について

当院では、ソフロロジー式分娩法による経腟分娩(自然分娩)を取り入れています。ソフロロジー式分娩法はリラックス出産法のひとつで、フランスで生まれた方法です。ヨガや禅を基本としたリラクゼーションで、陣痛を『赤ちゃんを生みだすために大切なエネルギー』と前向きに受け入れることで、痛みを緩和することができる出産スタイルです。

 

第2回母親教室にて分娩の経過とソフロロジー式分娩法についてお話をしています。

お母さんは『赤ちゃんを生みだす力』を持っています。その力を発揮するためには、お母さんの心と身体の準備が必要です。妊娠中から赤ちゃんにたくさん話しかけ、赤ちゃんを想って過ごすことで母性が育まれ、赤ちゃんを迎える準備ができます。この母性は出産のときだけでなくその後の育児にとても大切なことは言うまでもありません。

 

妊娠中に助産師と話をする外来相談室を実施しています。その中でバースプランを共有し、妊婦さん主体の細かいニーズに合わせた出産を目指します。分娩の際には助産師が寄り添い、妊婦さんの『産む力』を最大限引き出し、赤ちゃんと一緒に素晴らしい奇跡の瞬間を迎えられるように、お産の自然な経過を見守りサポートさせていただきます。

帝王切開について

当院では横切開での手術を基本としております。手術は、通常吸収糸を使用しているため術後の抜糸や消毒の必要はありません。麻酔は硬膜外麻酔・腰椎麻酔を行っております。手術後の痛みのコントロールにも使用可能となっており、それ以外にも点滴や痛み止めの内服をすることができます。

 

安心して手術を受けていただくことができるよう安全に配慮してスタッフが付き添っております。出産後、手術室内で赤ちゃんとの記念撮影も可能です。

出産後は、「肺塞栓症」と呼ばれる合併症を予防するために術前からの弾性ストッキングの着用と「間欠的空気圧迫法」と呼ばれる下肢のマッサージのような器具を装着します。これにより、両下肢の深部静脈の血流を改善し血栓ができるのを予防します。また、一番の予防は早期に歩行を開始することになります。できるだけ早く歩行が開始できますようにスタッフがお手伝いいたします。

 

帝王切開後の傷跡には、「サージフィット」「ファスナート」というテープを使用しています。また手術後2週間後くらいからは「アトファイン」という傷跡をよりきれいにするためのケアテープの使用を推奨しています。

ご相談がありましたら、いつでもお受けいたします。

出産後

授 乳

ママの体調に応じて、スタッフが付き添い授乳を始めます。ママの想いを大切にし、おっぱいのケアや授乳のサポートを行います。

沐 浴

沐浴の見学・実施を行っています。